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【セミナーアーカイブ】「現場の安全文化づくりの実践~昭和・平成・令和の変遷から生まれる智慧~」

【セミナーアーカイブ】「現場の安全文化づくりの実践~昭和・平成・令和の変遷から生まれる智慧~」

日時:2026.02.25(水)16:00~17:00
場所:オンライン(Zoom)

「昭和、平成、令和と時代が変化する中で、プロジェクトにおいて変わらない価値とは何か?」

3つの時代にまたがり数多の建設プロジェクトを率いてきた業界のレジェンド、三井住友建設の北川義孝氏と、
日揮の小川健一郎氏のお二人をお迎えし、対談形式で「現場の安全文化づくり」の本質に迫りました。

モデレーターは、JGCデジタルの倉田氏が務め、建設現場に特化したコミュニケーションアプリ「アザス」が
目指すコミュニケーションのあり方と、現場のリアルな課題を掛け合わせながら議論を深めました。

本記事では、その熱気あふれる対談の内容を凝縮してお届けします。
全編をご覧になりたい方は、記事末尾のセミナーアーカイブ視聴登録からご確認いただけます。

目次

    • 1.登壇者
    • 2.時代の変遷で「変わったもの×変わらないもの」
    • 3.働き方改革で振り返る「CBUプロジェクト」
    • 4.これからのコミュニケーションのありかた
    • 5.セミナーアーカイブ視聴のご案内

 

1.登壇者

三井住友建設株式会社 安全環境本部長 北川義孝氏

高校卒業まで名古屋市在住。大学卒業後、関西エリアで主に都市土木工事に従事。様々なインフラ建設工事(電力、上下水道、高速道路、鉄道、空港、製油所ほか)を経験。2011 年本店工事管理部門へ異動し、2023 年より現職。座右の銘は「雲外蒼天」。困難や悩みがあっても努力を続けていれば必ず道は開ける、ものづくりを通じて学んだ教訓。週末は、乗り鉄や低山登山など、出先でのダム・マンホールカード収集や神社仏閣巡りも密かな楽しみ。

日揮株式会社 常務執行役員 小川健一郎氏

静岡県伊豆の国市生まれ。精密工学を学んでいたが、大きなものを作りたくなった結果、1994年に日揮(株)に入社。主にLNG受入基地、医薬品、石油精製、ケミカルなどのプラント建設プロジェクトにおけるプロジェクトマネジメント業務に従事。設計をマネジメントするEMの後、全体を統括するPMを担う。2025年より現職。趣味は鉄道(時刻表、乗り鉄)と城めぐり。好きな城は熊本城と竹田城。

 

〈モデレーター〉

JGC Digital株式会社 アザス事業責任者 倉田浩二郎

神奈川県横浜市生まれ。2011年日揮(株)に入社し、主にLNG受入基地の設計業務に従事し、試運転も担当。 2016年からデジタル系の新規事業開発に関わる。 プラントの運転データ分析、IT系事業会社の立上、 日揮グループのDX計画「IT Grand Plan 2030」を担当。

 

2.時代の変遷で「変わったもの×変わらないもの」

 

最初のセッションでは、昭和から令和にかけての建設現場の環境の変化について、北川氏と小川氏にそれぞれ振り返っていただきました。

北川氏は、自身の社会人生活を「Windowsの進化」の流れに沿って振り返り、「残業規制もなく猛烈に働くのが当たり前だった時代から、今では働き方改革やハラスメントへの配慮が不可欠な時代にシフトした。特にコロナ禍前後の変化が大きかった」と話しました。

小川氏は「不夜城」と呼ばれたかつてのオフィス環境と現在の違いを述べ「かつてはFAXや電話、文書は手書きが主流だったが、現在はチャットやクラウド環境が整い、コミュニケーションのスピードが劇的に向上した。一方、判断を迫られる仕事が次々と出てくるため、“息を抜くバッファー”がなくなってきた」と現代特有の課題にも触れました。

このように、コミュニケーションの方法や働く環境が劇的な変化を遂げた一方で、北川氏が”変わらないもの“として挙げたのは、「ものづくりは『人×人』の労働集約型であり、信頼関係が基盤であること」でした。

 

3.働き方改革で振り返る「CBUプロジェクト」

続いてのセッションでは、北川・小川両氏が共に携わった石油精製設備新設の大型プロジェクト「CBUプロジェクト(2008年着工、2010年完工)」のエピソードを話しながら、当時の働き方を振り返りました。

小川氏が、「試運転時のトラブルでお客様と激しくぶつかった経験や、深夜バスで横浜から青森まで駆け付けたことなど、今では考えられないようなハードワークがありながらも、現場一丸となってプロジェクトを完遂した」思い出を語り、北川氏は、「クラウドやPDFといった今の技術があれば、当時の省力化はもっと進んだはずだが、後工程を見据えた前倒しの計画など、現場での創意工夫の精神は今も昔も変わらない」と、時を経ても”変わらない本質“があると話しました。

 

4.これからのコミュニケーションのあり方

トークセッションでは、「これからの現場におけるコミュニケーション」について、AIやSNSなどの最新ツールの活用方法を交えた議論が交わされました。

北川氏は「メールが普及した平成の時代においても『隣の人にメールやチャットを送らず、対面のコミュニケーションを大切に』という空気感だったが、現在は完全にSNSを中心としたコミュニケーションにシフトしている」と現状を整理したうえで、若い世代の感覚に合わせてSNSを上手く活用していくことの重要性を説きました。

さらに、SNSやAI活用では「記録が残る」というメリットにも触れ、「業務の属人化」の課題を解決する施策にもなりうる可能性を示唆しました。

 

5.セミナーアーカイブ視聴のご案内

セミナーアーカイブ動画では、本レポートではお伝えしきれなかった、当時の現場でのリアルな苦労話や、Q&Aセッションで寄せられた現場のお悩みに対する解決策やアドバイスなどについても知ることができます。現場の組織作りや安全文化の醸成に悩むリーダーの皆さま、ぜひアーカイブ視聴にて詳細をご確認ください。

 

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