CASE STUDY

「アザスユーザー会」を初開催しました!

「アザスユーザー会」を初開催しました!

2024.12.24

「アザスユーザー会」を初開催しました!


JGC Digitalは2024年11月28日、「アザスユーザー会」をJGC Digital本社(横浜市中区みなとみらい2-3-1)にて開催しました。アザスのユーザー様を中心とした10社23名様にお集まりいただき、ゲストによる講演や、ユーザー様によるアザス利用事例のご紹介、グループディスカッション等をおこない、プログラム終了後には会場を移して懇親会を開催しました。初めての試みでしたが、終始和やかな雰囲気で会が進み、ユーザー様同士やJGC Digital社員との交流が深まった1日となりました。当日の様子をレポート形式でお届けします。

 

目次

 

オープニング

主催者挨拶:JGC Digital 代表取締役長谷川順一

開会にあたってJGC Digital 代表取締役の長谷川順一が挨拶に立ち、「ユーザー様から『現場が笑顔になった』という声を頂戴したことがとても印象に残っている」とアザス導入現場を訪れた際の出来事についても触れながらアザスの沿革を説明し、「今後も色々なご意見をいただきながら、アザスをより良いサービスにしていきたい」と締めくくりました。

 

アザスVer.2.0 の追加機能を発表!

続いて、アザス事業責任者の倉田浩二郎より、アザスの背景理念となっている「IIF(いいふれあい運動)」の説明と、「アザスVer.2.0」に実装される新機能の発表がありました。

「IIFは心理面からのアプローチで人間関係を構築し、個人の意識を高めることで現場の安全文化をつくっていく取り組みで、日揮グループでは海外建設現場から導入が始まりました。IIF導入現場では災害件数が目に見えて減ったことから、今ではRespect&Careの理念を掲げ、全現場を運営しています。建設現場はその多層下請け構造の体制からコミュニケーションも階層的になりがちですが、IIFの理念を取り入れたアザスを介して、フラットなコミュニケーションをつくっていくことで、現場で働く人たちが心身ともに健康でいられる環境を作ることができます。」

来春3月にリリース予定の「アザスVer.2.0」に新たに実装される機能は下記になります。いずれの機能もユーザー様の声をもとに追加が決まったもので、現場をより楽しく、より使い勝手の良いサービスへと進化します。ぜひご期待ください。

アザスV2.0

  • ・アザスの新キャラクター
  • ・複数の現場を切り替えて使用できるアザスアカウント
  • ・アザスアカウントにアザスポイント付与回数に応じた称号を与える「称号システム」
  • ・アザスポイント付与に関する管理者側のコントロールの容易化(ポイント版アザス)

その他追加予定機能

  • ・ポイント付与時に登録した音声を流す
  • ・海外現場でも使用できる英語バージョン

ユーザー様からは、「若い職人さんはスマホでのアプリ利用に慣れているので、アザスにログインしたらポイントをゲットできる、抽選でポイントをゲットできるなどの機能があれば、さらに楽しめるはず」というご意見も上がり、アザス開発担当者が「なるほど!それは面白いですね!」と盛り上がる場面もありました。

 

ゲスト講演:JMJ Associates Japanダイス山口様

――「NBAポポヴィッチ氏から学んだプレイヤーを生かす承認スキル」

国内外の企業や組織の変革支援をおこなうコンサルティング会社 JMJ Associates Japanのダイス山口様をお招きし、NBAきっての名将として知られるサンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチ監督の下でスポーツトレーナーとして勤務していた時の経験をもとに、「承認スキル」をテーマにご講演いただきました。結果よりも過程を重視して「承認」のコミュニケーションを取ることが重要であること、コミュニケーションにおいては「承認・感謝」と「指摘・注意」のバランスが大切であることなど、すぐにでも業務や日常生活に活かせそうなポイントを交えてお話しいただきました。

 

アザス利用事例の紹介――日鉄エンジニアリング株式会社様

日鉄エンジニアリング株式会社 技術統括センターの後藤亮太様に、同社でのアザス導入事例についてご紹介いただきました。

日鉄エンジニアリング様では以前からIIFの理念を現場で広める取り組みを続けていましたが、「コミュニケーションは改善してきたものの、定着・展開が難しいという課題感があった」そうで、このことがアザス導入につながったといいます。導入現場では、ポイント付与だけでなく景品交換やポイント獲得上位者の表彰式などもおこなったところ、「コミュニケーションのきっかけになった」「監督さんとの交流も生まれた」「モチベーションが上がった」といったポジティブな反響があったそうです。また、アザスの機能であるヒヤリハット収集機能も活用することで、情報共有がスムーズになったということでした。

「アザスは、現場がひとつに繋がっていくツールだと実感しています。ですが、まだアザスに乗り気でない方もいるので、そうした方をどうやって巻き込んでいくのかが今後の課題です」。最後に、「アザスを使うことで、自然に我々の現場の仲間になっていけるような、現場の情報ポータルを目指して欲しいと思います」とアザスへの期待を話してくださいました。

 

アザス利用事例の紹介――三井住友建設株式会社様

続いて、三井住友建設株式会社 安全環境生産管理本部長の北川義孝様より、同社におけるアザス導入事例についてご紹介いただきました。

三井住友建設様では以前より「現場力の低下」を感じており、その根底には「コミュニケーション不足」の問題があると考えていたといいます。そんな時アザスを知り「コミュニケーションの質を高めながら現場作業者の安全意識を向上できるのではないか」という期待感を持って導入を決めたそうです。導入後は、現場監督からは「コミュニケーションや日々の会話が増えた」「作業者がモチベーション向上し、以前にも増して誇りを持って仕事をしてくれるようになった」などの声が、作業員からは「監督に自分の作業を見られることが苦ではなくなった」「声かけのきっかけになり、安全面の向上を感じる」といったポジティブな声が寄せられたということでした。

さらに「中長期的には、データ分析をして、適材適所の配置や、良い現場監督をモデル化しOJTや社員教育にいかせれば」と展望をお話しいただきました。

 

グループワーク

各テーブルにゲスト講演者とJGD Digital社員も加わり、ゲスト講演にちなんだトークテーマでグループディスカッションをおこないました。トークテーマは、承認・コミュニケーションに関する以下の3点。

  • ・飴と鞭のバランス(褒めることって難しい?最近褒めましたか?)
  • ・理想、適切なコミュニケーション
  • ・明日から実践できそうな承認スキルは?

どのテーブルでも活発な意見交換がなされ、時には笑い声も起きるなど、大いに盛り上がりました。

 

ゲスト講演:JMJ Associates Japan 代表 古河弘慈様

――「未来の現場の常識を変える」

JMJ Associates Japanの代表である古河弘慈様にご登壇いただき、「アザスが創る日本の未来」をテーマにお話しいただきました。

「物質的欲求が満たされると、社会的欲求と尊敬・評価の欲求が高まり、それが満たされると、自発的に物事を解決したいという欲求が生まれ、さらに自他の違いを尊重して共創できるようになる。そして、一人よりも何人もと達成感ややりがいを共有したほうが喜びは大きい」とマズローの欲求段階説に触れ、「アザスは、こうした世界を実現できる仕組み」だと説明しました。また、アザスを導入する際に賛同者を増やすためには、声の大きい反対者を説得しようとするのではなく、「新しい製品を試すことに積極的であり周囲の人々に影響を与える存在(アーリーアダプター)」や、「新しいものには興味があるものの、実績や信頼性を重視する層(アーリーマジョリティ)」を取り込むことが大事であるといったアドバイスもありました。

最後に、ユーザー様とJGC Digital社員が集まり、「アザース!!」という掛け声とともに笑顔で写真撮影をおこない、プログラムを終了しました。

 

おわりに

ユーザー会のプログラム終了後は、場所を移動して懇談会を開催しました。お料理とドリンクを片手にユーザー様同士の会話も弾み、景品(アザスのノベルティグッズ)をかけたゲームもお楽しみいただきました。会の終わりには、すっかり打ち解け「チームアザス」としての一体感が生まれていました。

 

初めてのアザスユーザー会の開催でしたが、多くの企業様にご参加いただき、ユーザー様同士の交流を深めていただくことが出来ました。ご参加いただきました皆様に、あらためて御礼申し上げます。今後もユーザー様のご期待に応えられるよう、アザスの運営に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

アザス」は日揮ホールディングス株式会社の登録商標です。

JGC Digital株式会社

日揮グループの新規事業をITでサポートする役割として、2022年11月30日に設立。「アザス」を運営。

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