CASE STUDY

レイズネクスト様「会社の垣根を超えたコミュニケーションが生まれ、現場全体の雰囲気も向上しました」

レイズネクスト様「会社の垣根を超えたコミュニケーションが生まれ、現場全体の雰囲気も向上しました」

2024.06.26

レイズネクスト様

~会社の垣根を越えたコミュニケーションが生まれ、現場全体の雰囲気も向上~


福島・浪江町の建設現場にて2023年10月からアザスを導入いただいているレイズネクスト株式会社様に、アザス導入の経緯や実際の利用の様子、導入によって感じている効果などについてお伺いしました。

 

導入現場の概要

  • ・ 導入時期:2023年10月~現在
  • ・ 現場:レイズネクスト株式会社 GIAプロジェクト(福島県・浪江町)
  • ・ 工事内容:再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア製造技術の実証プラント建設
  • ・ 規模(作業者数):約100名/日(総作業者数 約600名)

 

目次

 

現場で感じていた課題

――安全に関して取り組む中で、現場ではどのような課題を感じていらっしゃったのでしょうか

佐々木雄大CM
佐々木 雄大
Construction Manager

(佐々木)弊社の現場では「ルール順守」を掲げ、その実現に向けてさまざまな取り組みをおこなっています。ですが、この現場で働く作業員の数は、1日あたり約100人、トータルでは500~600人にものぼるため、どのようにすれば我々の伝えたいことを末端の作業者まで確実に届けられるのか、という点が課題となっていました。

 

 

アザスを選んだ理由

――アザスの導入に至った経緯を教えていただけますか

(篠原)初めてアザスの紹介を受けた際に、「コミュニケーションの質を高めることが、安全文化の醸成に繋がる」という観点に立ってつくられたサービスであることを知り、興味を持ちました。私たちも「ルール順守」の浸透を進めていく中で、コミュニケーションの活性化の重要性を実感していましたので、アザスが現場に与える効果に期待感を持ち、導入を決めました。

篠原PM
篠原 智紀
Project Manager

 

 

アザスの活用方法

――現場ではアザスをどのように活用していますか

(佐々木)当社の現場監督だけでなく、サブコンの現場監督にも「ナイスアクション」のポイント付与の権限を与え、作業者が良い行動をしたときにポイントを付与しています。作業者は貯めたポイントを景品と交換することができます。

(武田)サブコンの監督に「ナイスアクション」の権限を与えたことで、サブコンが自社で抱えていない作業員とのコミュニケーションが自然と生まれていました。これはこれまでの自分の現場経験でも目にしたことのない光景でした。

(佐々木)さらに今月からは新たな取り組みとして、現場監督による「アザス選手権」をスタートしました。6人の現場監督が月替わりでアザスの運用担当者になり、アザスポイントやナイスアクションの設定を自由に変えたり、企画を立てたりして、アザスによる現場の活性化を図ります。ナイスアクションの付与数、ナイスアクションの付与ポイント数、景品交換の回数、景品交換ポイント数、ヒヤリハットの提出数、安全活動への貢献度の6つを基準に評価し、優勝者には会社からインセンティブが与えられる仕組みです。

(武田)今月は私が運用を担当したのですが、現場監督によるポイント付与の促進施策として、監督1名にアザスのベストを着せ、その監督が重点的にアザスポイントを付与することとし、朝礼で周知しました。その結果、アザスベストを着ている監督が多くの作業員から話しかけられ、アザスポイントを配布している場面をよく見かけるようになりました。作業員に監督が認知されるので、その後もコミュニケーションがしやすいです。

 また、作業員のポイント利用が停滞していたことから、ポイント利用をきっかけとしたコミュニケーションの活性化と、復興支援と地元への貢献の意味を込めて、浪江町とコラボしたキッチンカーイベントを開催しました。たくさんの作業員の方々が、ご当地名物「なみえ焼きそば」とアザスポイントの交換に訪れ、非常に盛り上がりました。

武田ACM
武田 陽一
Assitant Construction Manager
5月のアザス運用を担当

五十嵐さん
「ポイント交換を通して、たくさんの作業員の方とコミュニケーションを取ることが出来ました」と話すレイズネクストの五十嵐雄介さん

なみえ焼きそば
キッチンカーには「なみえ焼きそば」とアザスポイントを交換する作業員が続々と訪れた

(佐々木)実は「アザス選手権」の企画は、「俺の方が上手く運用できる!」という若手の声から生まれました。アザスの運用担当者を毎月変えることで、今回のキッチンカーのように様々なアイディアが出てきます。マンネリ化を防ぐ意味でも「アザス選手権」の取り組みは効果的だと感じています。

 

アザス導入の効果

――アザスの導入により、現場に変化はありましたか?

(佐々木)当初の期待通り、現場におけるコミュニケーションの活性化が進んでいる手ごたえを感じています。会社の垣根を超えた現場監督と作業員との会話も生まれており、現場全体の雰囲気を向上させる効果があったことも大きな収穫でした。

 作業員全員がアザスアプリを持ち、現場監督が作業員にポイントを与える、という流れさえ出来てしまえば、あとは自然と現場監督と作業員との間でコミュニケーションや交流が生まれる仕組みになっている点も、アザスの良さだと感じています。

 

今後のアザス活用

――今後、アザスをどのように活用していきたいと考えていますか

会社ロゴ背景

(佐々木)引き続き「アザス選手権」の取り組みでアザスの利用を促進し、コミュニケーションの活性化を図っていく予定です。さらに、作業員のポイント利用を促すような景品交換の新しい方法や景品のバリエーションの充実も考えていきたいですね。 現状では、作業員さんに事務所に来てもらって景品と交換する仕組みにしていますが、中には「シャイなので事務所に交換しに行けないと」いう職人さんもいらっしゃいます。そこで、自動販売機のような形での交換方法や、通販のようにアプリ内で注文を行い事務局が渡しに行く仕組みがあれば面白いと思いました。景品交換はコミュニケーションが生まれる大切な機会でもあるので、景品のバリエーションを充実させるなどして作業員のポイント交換へのモチベーションを高めながら、アザスの浸透を図っていきたいと考えています。個人的にはアザスポイントを自販機で使えるとありがたいです(笑)

 

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(リンク:建設現場での安全活動まとめ|5S・KY活動など事例も紹介

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